マラソンのゴールで一礼
初めてフルマラソンを走ったとき、ゴールで、他のランナーさんがうしろを振り返って、一礼する姿を目撃し、それがとても印象的でした。そういう習慣があることを、そのとき初めて知ったのです。
ゴールして、くたくたの状態であるにもかかわらず、礼儀を忘れずに一礼するなんて、なんて素晴しい習慣なんだろうと感心しました。それに余裕があるのもかっこいい。
次回、自分もゴールしたときには、一礼しようと思いました。
ランナーによって一礼される気持ちはいろいろなのでしょうが、感謝の気持ちを表わされているのだと思います。
大会を支えているスタッフやボランディアへの感謝。
沿道で応援してくださったかたへの感謝。
家族や仲間への感謝かもしれないし、神様への無事に走れたことへの感謝かもしれません。
そして翌年。再び、京都マラソンを完走できたとき、僕も一礼できました。
いろいろな人に支えられて走れたわけですから、こういう形で感謝の気持ちを表すって大切やなと思いました。