京都マラソン、ランナーは知らない風景
今年2月、京都マラソン2015の応援へ行ったとき、運営のスタッフさんのコースチェックを目撃しました。
2015から一部のコースが変更になっています。新しく追加された河原町通りと丸太町通りの交差点では、3方向からランナーが通過します。さらに車用の車線まで通るのでなかなかの激戦区です(運営側から見れば)
僕がこの交差点をちょうと通ったときです。
3方向の複雑なコースのため、たくさんの三角コーン(工事現場にあるオレンジ色の三角錐)でコース取りしてあります。多くの運営スタッフやボランティアの方々、京都府警の方々が待機しながら、歩行者や車の交通整理をされていました。緊張のひとときです。
珍しいのでなんとなく眺めていたら、何やら大きな声がしてきました。コース取りに問題があるらしくて、幅が狭いからランナーが走りにくい。もっと広げろ、みたいな話のようでした。
素人目からすれば、コース設営は完了しているように見えました。だけどぎりぎりまで、こんな風にランナー目線でコースチェックをされているとは。
もちろん安全を考えてコースチェックするのは当然の責任だとも言えます。だけど今回から新設されたコースでの話なので、まだ手探りな感じが、運営の生々しい現場を見てしまったようで印象に残りました。こういうのは走っているだけじゃ永遠にわからない。
運営側の方々のこういう細心の注意があって、大会は成り立っているのを目の当たりにして感動しという話でした。